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完治までの道のり

女性

神経質になりすぎず

うつ病の気になる症状がでて、日常生活に支障をきたしているのなら、医療機関を受診しなければなりません。実際にうつ病と診断されると、休養を促されると共に薬物治療がはじまります。強く出ている症状あるいは本人が最も辛いと感じている症状を考慮して、それにあう抗うつ剤が処方されるのが一般的です。最初は少量で試して、効果や副作用をチェックしながら、適切なものを選んでいきます。服用開始から1ヶ月から3ヶ月は、この手探り状態が続いていくことになります。適切な薬が見つかり、適量まで増量して数ヶ月が過ぎると症状が安定し、およそ半年後には動くことが苦痛ではないところまで回復するのが通常です。状態を見ながら再び3ヶ月から6ヶ月かけて抗うつ剤の量を今度は少しずつ減らしていきます。最低量で症状が維持できるところまで持っていくのが一つの目標です。これ以降は、再燃防止のために維持期に入ります。半年から1年かけて薬の量を維持しながら定期健診で体のコンディションを保っていく時期です。維持期ではさまざまな精神療法などの治療や環境調整も行います。うつ病の症状の一つに食欲低下があるので、治療中も食事を負担に感じる人は多くいます。しかし、食事をとらないとエネルギーを維持できず、生活リズムが乱れてしまいます。一日中、布団の中で横になっていたとしても、三回の食事の時には少量でもいいので、起き上がって口に入れるようにすることが大切です。ただし、本人も周囲も決して食事に神経質になる必要はありません。もっと栄養をつけなければいけないとマストにしてしまうと、本人にとって食事が負担になるので注意します。また、家族が食事作りを大変と考えてしまうと、それが伝わり本人が迷惑をかけていると考えてしまいがちです。本人が食べたいものを、一日三回作ると心得ておくだけで十分です。また、アルコールは気持ちが高まり気分がよくなりますが、依存症を避けるためにも、抗うつ剤による治療が行われている間は禁酒が鉄則です。加えて、コーヒーや緑茶などのカフェイン入り飲料も薬の効果を弱め、不眠を誘発するので、飲みすぎないかノンカフェインへの切り替えが必要になります。